不動産を売却するということは、何も特別なことではありません。
しかし、非常に高額であるがゆえに、ためらうのも仕方ありません。そのためらいを払拭するため、不動産売却のメリット・デメリットは把握しておきたいもの。しかし意外にも、不動産売却にはデメリットがあまりありません。むしろ赤字の投資用マンション、相続しただけの“塩漬け”の土地など、所有し続けることでデメリットとなる不動産の方が多い様子。実際に住んでいる住まいであっても、一部の例外を除いて公示地価が年々下がり続けているように、住めば住むほど、住まいの価値は下がり続ける傾向にあります。
売りたいと思ってもすぐに売れる訳ではありませんから、決断が遅れれば遅れるほど、高い条件で売ることが難しくなってしまうでしょう。
【 不動産売却における主なメリット・デメリット・リスク 】
◆ メリット
・現金化できる
・ローンの利息を払わずに済む。
・固定資産税や都市計画税の軽減他の住まいの買い替えができる（住宅の場合）
・残りの年数分の火災保険料や地震保険料が戻ってくる
・銀行保証料が戻ってくる
・マンションを所有し続けた際の様々なリスクから回避できる
◆ デメリット
・仲介手数料や譲渡所得税といった諸費用がかかる
◆ リスク
・すぐに売却先が見つかるとは限らない
投資用マンションを所有している限りは賃料収益でプラスになっていた物件が、想定される様々なリスク（老朽化による修繕・設備入替）によってマイナスになってしまう事も考えられます。
収益率、経費率は常に推移しています。
これを常に把握していれば、売却を確定するタイミングも自ずと見えてきます。売却に伴う仲介手数料や税金を支払えば、それ以上損失も利益もない現金が確定します。
リスクを回避するための知識とノウハウを
メリットやデメリットを検証すれば、売却したい理由さえ明確になっていれば、デメリットよりもメリットの方が多いということに気づいていただけたかもしれません。また、多くの人々が思い描く不動産売却のデメリットは、実際はリスクであることもお分かりいただけたことでしょう。リスクであるならば、回避することができます。不動産売却を成功へと導くため、これらのリスクを回避するための知識とノウハウを身につけていきましょう。
株式会社ＲＥＧＡＬＥ（レガーレ） 萩原茉緒
