中古で購入されたワンルームマンションをリフォームされたオーナー様のお話をします。
事務所仕様のお部屋の入居者が決まらず困っていたところ、任せている賃貸管理会社から「リフォームをして、浴室を新たに設置、コンロやトイレも綺麗にしたら入居者決まりますから」と言われリフォームをしたそうです。
しかし、リフォームをしてから半年経っても入居者が決まっていない状態でした。原因はリフォームの仕方でした。浴槽、トイレは新品になっており、確かに綺麗になっていました。しかし、コンロは一昔前の型の物が設置されており、エアコンは交換されずに古いままでした。部屋自体は事務所仕様で40㎡と広く、1LDKなどにすれば住みやすいお部屋に出来る可能性はありました。しかし、壁紙とタイルカーペットが綺麗になっていただけで、広いワンルームのままで、古いエアコンではとてもまかなえるお部屋ではありません。同じマンションの別のお部屋は1LDKにし、エアコンも各部屋に設置して、すぐに入居者が決まり、良い状態で売却、満足いく金額で取引されていました。
同じ”リフォーム”と言っても大きな差が生まれます。かけた金額も実はあまり変わりませんでした。
一人のオーナー様は”任せているから大丈夫”と思ってリフォーム後のお部屋を確認されずに入居者が決まるのをただ待っているだけで、一人のオーナー様はリフォームをする前からしっかりと打ち合わせをし、希望通りのお部屋にしてもらって計画通り売却されました。
任せていると言っても、所有者はオーナー様です。ご自身の大切な資産を生かすも殺すもオーナー様次第です。”分からないから”と全て任せるのではなく、ちゃんとオーナー様の声を聞いてくれて、しっかりと動いてくれる不動産会社と一緒にマンション運営を計画・実行していくことが大事なのではないでしょうか。
ついつい任せきりにしてしまっていませんか?
営業部 元泉