不動産オーナー様の実話を紹介します。
銀行に預けるよりも良いし節税効果もあるからとさまざまなセールストークと
営業マンの熱意に負けて平成10年に大手業者さんから投資用マンションを購入されたNさん
管理はすべて購入した業者さんに任せていたため
入居者と話すこと事は無いのですが、
とある年末12月30日深夜に入居者という女性から「給湯器が壊れてお湯が出ない」
と連絡があった、管理会社は年末休暇となっていたため連絡とれない。
「たしか20歳になる看護学生の入居者だったな?」
と、さすがに同業種に近い入居者を放ってはおけずに
契約書片手に現地に向かうことになった。
車で4時間かけて現地に直行すると、入居者の親御さんも実家から駆け付けて
「寒いのに湯も出ない、はやく修理してほしい」と
大切な娘さんの部屋なので無理はないと悩んでいると
下の階にも漏水しており、下の階の入居者にも被害が・・・
「こういうときに何もできないって失礼ですがオーナーさんですよね?」
といわれる始末・・・
近所の駅に行くと、たまたま旅行帰りの不動産業者さんがいたため飛び込んで相談する。
彼のアドバイスのもと緊急工事の手配を行ない、一大事は避けることが出来たが
入居者様の実の声を聞くと不動産オーナーの責任の重さを痛感した。
マンションは投資用で購入したため知識のない事、管理会社にすべて任せている事は、
入居者には全く関係がない上、オーナーは不動産知識があると思っている
この機会に、たまたま飛び込んだ不動産会社の方にいろいろ相談してみた
これから発生する修理代、リフォーム代の適正価格、近隣の家賃相場の下落、近隣に建てられたマンションなど、
いろいろアドバイスを頂いた結果、Nさんは不動産を運営する大変さを考え、売却することにしました。
大切な経験です。
営業部 上田